【ダイレクトトレード】コーヒー農家さんから直仕入

もくじ

ARGO COFFEEが行うダイレクトトレードの形

この図解で示した道筋が、実際に行なっている取引きの全てです。本当にシンプルにこれです。ではもっと大事な部分、生産者に支払う価格はどのように決まるのかというところまで掘り下げていきます。

適正価格取引

世界的にコーヒー生豆の取引価格は低く、株と同じで取引所で相場が決められています。取引所で決められた価格は、生産者に対するメリットは少ないです。現実、彼らが満足して暮らせるお金を得ていないのがほとんどです。生活費だけでなく、コーヒー栽培の肥料・設備にかけるお金を稼がなければコーヒー生産は維持できないどころか、品質維持も難しい状況です。

その上、世界的に「スペシャルティコーヒー」という高品質付加価値が当たり前に求められる世の中になっています。

私が行う取引きの形は、生産者がつくる品質と対価に基づく適正価格での取引きを行なっています。決め方は、生産者の希望価格と品質を見た上で取引価格を決めています。私は、Qグレーダーなどの品質をみる資格を持っていないため、ジャカルタ在住のQグレーダーと共に決定しています。良質なコーヒーに適正な対価を払い、その対価が生産者のモチベーションとなり、良質なコーヒーが作れるというサイクルができると考えています。

+α:コーヒー栽培に「投資」

私がもう一つ意識していることが、取引価格+αを上乗せして払うことです。+αとは「投資」です。今後も変わらないおいしさを届けるために、設備や品種改良に買付け費用の一部を投資しています。

具体的な内容は、村が将来もコーヒー栽培が続けらるよな取り組みです。目先の利益だけでなく、一人のコーヒー愛好家としてできることに積極的に投資しています。

  1. コーヒー2050年問題
  2. 農業訓練施設

①コーヒー2050年問題

環境変動によりコーヒーの品種・生産量減少が世界的に懸念されています。実はコーヒーに限らず、あらゆる農作物がこの危機に直面しています。

>> コーヒー2050年問題について詳しく書かれた書籍

そこでARGO COFFEEは、将来も顧客に安心してコーヒーを届ける取り組みとして、環境変化に対応した「品種改良」を進めています。主にコロンビアを原種とするコーヒー苗をトロゴサリ村に植え、気候変動に対応した品種を見極めています。インドネシアの土地になじむように、現地の品種と掛け合わせた交配育種の栽培を始めています。

コロンビアとの交配育種

また、トロゴサリ村に関しては水不足も近年問題となっています。
特に不足するのは、収穫後から精製を行う時期なので水を極力使用せず生産処理をするなどのできる範囲での工夫をしています。ですが、正直なところ水不足の根本的な打開策は現在も模索中です。

②農業訓練施設

トロゴサリ村に住む彼らは、プライドと情熱を持ってコーヒー栽培をしています。

農園主ムフリスは「村の子供たちがコーヒー生産者として夢を抱けるようする」という意志を持っています。そのため、農業訓練を設立しました。訓練というほどお堅いものではなく、生産から収穫まで若い子供たちに体験してもらうワークショップのような取り組みです。

このように子供たちに学ぶきっかけを与えコーヒー生産に興味を持って貰えればと考え、その施設に支払いの一部をあてています。コーヒー生産の循環システムを作ることも、持続的な供給の試みだと私たちは考えています。

これらの2点を踏まえて、取引価格を決定しています。私は「買付け活動を行う上で、生産者・消費者・社会に還元できるシステムでありたい」と考えています。フェアトレードとの違いは、まさにこのような点なのではないかと考えています。したがって支援ではなく、あくまで農家さんとパートナーとなって長期的に利益を生み出すビジネスをしています。

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著者情報

もかちゃんのアバター もかちゃん Argo Coffee運営・コーヒー生豆バイヤー

オンラインストア運営・バイヤー・ライター。小規模農園のコーヒーを買付け、焙煎し販売しています!世界周遊27カ国。焼き菓子作り・アート・映画・音楽も好き。将来の夢は、自然の中でゆっくり暮らすこと!

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