コーヒーと仕事(働き方を考え卸へ)

こんにちは!
私は数年前までフリーターでバックパッカーでした。前回の記事から引き続き、私がなぜコーヒーに惚れ込み今現在のような仕事をしているのかを書いています

前回までのお話

新卒を捨て、巡り巡ってバリ島へ。
アートスタジオ生活で、友人が淹れた一杯のエスプレッソに感動し産地を巡る旅に出ました。

インドネシアはコーヒー生産量が世界4位ということもあり、家庭菜園から商社と契約を結ぶ大規模な農園まで、コーヒー栽培を至る所で見かけます。結論、私はこの旅で素晴らしい農家さんと出会い4年もかかってしまいましたが、現在取引きと日本への輸入を行なっています。

厳密にいうと2019年から農家さんと正式に取引きをさせてもらっています。今日に至るまでのことを書いています。

原付バイクでコーヒー農園を巡る

バリ島からジャワ島へ

ウブドから出発して東回りのルートで島を半周した後、バイクをフェリーに乗せてお隣のジャワ島に上陸しました。バリとの生活様式・宗教の違いに驚いたのと、コーヒー農園やカカオ農園がいたるところにあり、バイクで走らせるだけでもかなり刺激的です。バリ島からフェリーで40分ほどしか離れていないのに、ジャワ島はまるで別世界でした。

ブスキからさらに山へ

インドネシアジャワ島東部:道路沿いに生えるカカオ

バニュワンギという街からイジェン山の方に立ち寄り、海側のブスキという街へ。海の近くということもあり、潮風が気持ちのいい場所でした。海と山、どちらにも恵まれた地域で、野菜だけでなく海鮮系の料理がおいしく感動しました。

山に入ると、たばこ畑やとうもろこし畑が広がります。庭先でコーヒー豆の天日干しをしている家もたくさんありました。とにかく、この辺りはいたるところでコーヒーを栽培しています。規模は、家庭菜園レベルから大企業と契約している農園まで様々です。

インドネシアジャワ島東部:ロブスタ種のコーヒー

ほんの数日前にコーヒーに興味を持ち、すぐにコーヒーの木を見れるという環境に感動しました。焙煎済みの茶色いコーヒーしか見たことがなかった私は、最初は緑色だったということを知り感動しました。それと同時に、この恵まれた環境に感謝していました。

アルゴプロ山付近の農家さんと出会う

ブスキから、標高3000mのアルゴプロ山を目指します。

そこで友人の紹介もあり、アルゴプロ山の麓にある農家さんを訪れることに。まるで田舎のおばあちゃんから生活の知恵を教わっているような懐かしい感覚。普段目にすることのない光景と言葉に触れる日々は、私にとって感動的で刺激的でした。

トロゴサリ村の人々

その農家さんこそが、現在取引をしているトロゴサリ村のコーヒー農家さんです。

収穫されたばかりのコーヒーを飲ませてもらったり、寝る場所やご飯も食べさせてくれたり、時にはモスクに案内してくれイスラム教の集会に混ぜてくれたり、とにかく至れり尽くせりのおもてなしでした。私は、トロゴサリ村の人々のgive精神にただただ感銘を受けました。

「日本でも飲みたい」

そして何よりも、驚いたことはトロゴサリ村のコーヒーがおいしかったことでした。この滞在をきっかけにトロゴサリコーヒーに惚れ込みいつか輸入をして日本に持ち帰ろうと考えたのです。

「ここのコーヒーを日本でも飲めたらいいな」という思いがきっかけで今に至りました。そして、ブランド名のARGO COFFEEはアルゴプロ山が由来していて、銘柄名はトロゴサリ村から取りました。

勉強と経験と積むために

ニュージーランドバリスタ修行

ただ、そもそも私にはコーヒーの知識が全く無いのです。まずは勉強と経験を兼ねて、この日から約3年ほどオーストラリア・ニュージーランド・日本のあらゆるカフェや焙煎所で働きました。日本人的考えなのでしょうか、まずは経験積まないとという気持ちでした。

オーストラリアタスマニア州へ

オーストラリアタスマニア州

バリスタ修行をするならと、ワーホリでオーストラリアタスマニアへ。底をつきそうな貯金を貯めるために、水産加工場とカフェのかけもちで働きます。未経験だったのでお客さんに提供できるまで練習からのスタートでしたが、コーヒーにたくさん触れられる生活が幸せでした。

自然豊かで住みやすく、また訪れたい場所の一つです。ここでは、節約のためにキャンプ生活をしていました。タスマニアが大好きなのと、遊びと学びを両立した生活に満足していました。

ニュージーランドへ

ニュージーランドクイーンズタウン

その後はニュージーランドでもワーホリビザを取得。南島にあるテカポのカフェで半年勤務した後、クライストチャーチに移動して別のカフェで勤務しました。テカポもクライストチャーチもとにかく客数が多く、場数を踏むには本当に良い経験となりました。

オーストラリアとニュージーランド、オセアニアのカフェで働いた感想はとにかく忙しかったの一言です。1日8キロもの豆を使用することは普通で、スローな雰囲気とは程遠い活気に満ちたバルで働いている感覚がとても楽しかったです。

日本に帰国し、県内のロースターへ

ワーホリを終え、日本に帰国したあとは県内のコーヒーショップに就職します。社長が素晴らしい個性のある方で、一緒に働きながらサービスやデザイン、焼き菓子や焙煎について多くのことを学ばせてもらいました。日本のカフェでの勤務は初めてでしたが、ゆくゆく自分の売り場となる日本で、この経験を積めたことが大きな糧になりました。

ですが、そのあと精神疾患により退職。これが、働き方・生き方について考えるきっかけになります。

働き方や生き方を大きく変える

生産地に戻りたい

インドネシア東ジャワ州トロゴサリ村

やはり旅が好きで、現場に足を運びコーヒーと関わっていきたいと思いました。色々経験した末に、バリスタという仕事よりも生産地と密な仕事をしたいと考えいよいよインドネシアのトロゴサリ村に戻ります。

「日本でもトロゴサリコーヒーを飲みたい」という当時の目標に還り、買付けや輸入について独学で勉強しました。トロゴサリ村は、若い息子が跡を継いでいたりと4年前に比べずいぶんと変わっていました。品質コントロールが出来ていて、欠点豆がほとんどなく販売するには申し分ないほど綺麗なコーヒー豆になっていました。

開業

そうと決めたら開業届を出し、小さな20キロの生豆から輸入を開始しました。もちろん、個人輸入はかなり大変です。ひとつ間違うと法に触れかねないので、日本の検疫や財務省、インドネシア国内の検疫に出向き、直接じっくり話を聞きながらノウハウを学びます。正直、商社や中間を介さない輸入はかなり難しいです。

20キロ無事に届くと、100キロと少しずつ輸入量を増やしていきました。同時に、バリスタさんを相手にカッピングやテイスティング会を展き、フィードバックをもらい、なんとか昨年から販売を始めることが出来ました。

「好き」を追っかける

インドネシアでコーヒーに興味を持った時は、まさか今自分がこのような仕事をしているなんて夢にも思っていませんでした。だけど、今がある種のゴールだとすると、どんな経験をしていても必ずたどり着いていたように思います。

「まわり道をしたけど、本当にやりたかったことを見つけて実行できているということ」これ以上の幸せはないと思っています。

ARGO COFFEEについて

まだコンテナを動かすほど大規模な取引ではなく、小ロットでの輸入をしています。農家さんの労働や次世代のコーヒー生産を担う子供達が農業を学べるように、農業学校の投資という形をとり、農家さんに適正価格で取引を行っています。

現在は、オンラインストアを基盤にコーヒー豆を販売していますが、お客さんにコーヒー豆のストーリーを対面でお話しして選んでもらうことに大きなメリットがある仕事だと考えています。ですので今後、私自身が積極的に表にでて皆さんにトロゴサリ村の素晴らしさを感じていただきたいです!

コーヒーの味ももちろんですがトロゴサリ村に住む村人の、陽気さや人柄の良さを伝えていきたいです。素晴らしいコーヒーを活かすには私だけでは限界があると感じているので、プロで焙煎をされている多くのカフェやロースターさんに扱ってもらえるように頑張っていきたいです!

こんな私ですが、今後ともよろしくお願いします!

著者情報

もかちゃんのアバター もかちゃん Argo Coffee運営・コーヒー生豆バイヤー

オンラインストア運営・バイヤー・ライター。小規模農園のコーヒーを買付け、焙煎し販売しています!世界周遊27カ国。焼き菓子作り・アート・映画・音楽も好き。将来の夢は、自然の中でゆっくり暮らすこと!

コメント

コメントする