ARGO COFFEEの生豆
ARGO COFFEEで取り扱っているコーヒー生豆は3種類です。(年度により変動あり)
環境に配慮し、水を極力使用しない精製方法で処理しています。
そのうちのナチュラルとハニーの生豆を販売いたします。同じ産地・品種の生豆を、異なる生産処理によって生産されています。

- ナチュラル -Natural G1
- ハニー -Honey G1
ハイドロハニー -HydroHoneyG1
ナチュラル -Natural G1-
ナチュラル(非水洗式)精製とは、完熟のコーヒーチェリーの果肉を残したまま自然乾燥させます。そうすることで、コーヒー果肉に含まれる酵母により発酵し、深い味わいになります。トロゴサリ村ナチュラルは、自然乾燥のあと密閉保管し、無酸素状態で働く酵母菌による発酵も行われます。酸素を使う発酵と、嫌気発酵と二度発酵させるのが特徴です。

- 生産処理 ナチュラルプロセス(非水洗式)
- 産地 Tlogosari District, East Java, Indonesia
- 生産者 Muhammad Muhlism
- 品種 S795 & Kartica(ティピカ亜種)
- 標高 1200-1400m
- 降水量 1751mm
- 平均気温 27.8℃
- 収穫 2020年6月〜
ナチュラルができるまで
大まかに、収穫→コーヒーの実をそのまま乾燥→寝かせる→脱殻機にかける→生豆という流れです。

例年5月から収穫期が始まります。赤く熟したコーヒーチェリーを手作業で収穫します。
真っ赤に熟したコーヒーチェリーだけを精製し、それ以外は取り除きます。

じっくりと、1ヶ月間アフリカンベッドで乾燥させます。

1ヶ月後はドライレーズンのような見た目になります。自然乾燥により、コーヒー独自の酵母菌が活発になり、熟成した甘みが豆の芯まで浸透します。
プラスティック袋にて酸素を遮断し、保管します。保管所は26℃と一定の温度を保ちます。
こうすることで、豆全体のフレーバーが均一になります。さらに、酸素を遮断するため、無酸素状態で活発に働く酵母菌を活用しさらに発酵を進めます。



ここでも温度は26℃以下に保ち、出荷まで鮮度をしっかり保持します。こうして日本へ船または航空便で輸出されます。
ハニー -Honey G1-
ハニー(半水洗式)精製とは、完熟のコーヒーの実の果肉除去をし、豆の外側にある粘膜質(ミューシレージ)を残したまま自然乾燥させます。ハニーの特徴は、粘膜質に含まれる糖分と乾燥させるため甘みがあります。ナチュラルとの味の違いは、発酵感がないこと。甘みはありますが、クリーンな後味が特徴です。

- 生産処理 ハニープロセス(半水洗式)ミューシレージ残存率100%レッド・ブラックハニー
- 産地 Tlogosari District, East Java, Indonesia
- 生産者 Muhammad Muhlism
- 品種 S795 & Kartica(ティピカ亜種)
- 標高 1200-1400m
- 降水量 1751mm
- 平均気温 27.8℃
- 収穫 2020年6月〜
ハニーができるまで
大まかに、収穫→果肉除去機で果肉を除去→乾燥→脱殻機にかける→生豆という流れです。

ナチュラルと同じく、収穫後は真っ赤に熟したチェリーだけを取り分け、精製処理します。

コーヒーは外皮や果肉、粘膜質などののさらに内側にある核の部分に豆があります。コーヒーチェリーから、外皮と果肉を取り除き、粘膜質(ミューシレージ)を残した状態まで脱穀します。

全体が黒っぽく変色するまで乾燥させます。

約25日間、天日乾燥させます。この間、粘膜質が乾燥中にくっついてしまうので念入りに撹拌します。

最後に、乾燥した粘膜質(ミューシレージ)と内果皮を脱穀し、コーヒー生豆になります。
- ナチュラル精製は、酸素発酵と嫌気発酵の両方を行う
- 合計3回のハンドソーティング(選別)を行う
- 収穫後の最初の選別で、真っ赤に熟したコーヒーチェリーだけを取る
- サイジング(粒の大きさを均等にする作業)を徹底的に行う
- 異物混入や割れ豆・欠け豆を取り除く
これらすべてを完了して、現地のパートナーからのチェックの末に初めて輸出されます。
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